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「うん、でも、今はまだ……。春人。私は貴方だけのモノだから、貴方とずっと一緒にいるから。弱いところも、強いところも、すべてを――貴方のすべてをうけいれるから。だから、諦めないで。恐れないで、少しは自分のことも信じてあげて」

 

書籍化にあたって、あちこち加筆修正されていますね。

前回と同様にレイスが暗躍していて、黒幕度が上がってます。これは分かりやすい敵役ですね。

もっとも、まだまだ裏で仕込みをしている段階でリオは気づいてませんが、ラティーファがピンチになったり、リオにばれると結構怒りそうな事態引き起こしてます。

なので、リオとレイスの遭遇とそれ以降のやりとりはちょっと今から楽しみです。そこまで続いてくれるといいんですが。

とりあえず3巻ではヤグモ地方のエピソードがまとめられるっぽいですし、そうするとレイスとの遭遇はWEB準拠で考えると45巻ってところでしょうか。

 

生まれた国を離れ、両親の故郷を目指すリオ。

途中暗殺者として育てられた亜人の子に襲われるものの撃退。

彼女を束縛していた魔道具を破壊するんですが……行き場を無くした少女はリオについてきて。

亜人たちの住まう場所を目指して行動することに。

「精霊の民」とリオの初接触のあたりは、大分改稿が入ってた感じですね。流れが綺麗になっていた感じがして、書籍版の方が好みですかね。

 

後書きで触れられてましたが、売れ行き好調でシリーズ化が決定したそうで。

……わざわざ書かれているってことは、売れ行き次第で12巻で終了って展開もあり得たわけですよねぇ。

最近は打ち切り早くなってますから、そういう事もありますが。分量あるのを書籍化するからには、続けていってほしいものです。特にこの作品は気に入っていますので。