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「嫌だ、楽しくない」

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「みんなして眉間にしわ寄せてイライラしてさ、そんなのなんにも楽しくないじゃないか」

 

ログホラのスピンオフ。

なろうで連載されていたものが書籍化された流れだそうです。

クラスティの右腕と称された「三羽烏」の一人、櫛八玉。

最も彼女は、新しい拡張パックが適応されるタイミングでエルダー・テイルを離れるつもりで、身辺整理をしていて。

さぁログアウトするぞ、という所で大災害に巻き込まれた。

 

彼女たちの状況はシロエたち本編キャラとはまた違った特殊さがあって。

それはプレイヤータウンであるアキバでもシブヤでもない、少し離れた場所にある「テンプルサイドの街」というエリアで覚醒した、ということ。

アンケートで人気があった、プレイヤータウンになる可能性があった街。壊れて機能しない設定のトランスポートゲートなどの設定が後付けで生えてきた街。

それらに絡むイベントもいくつか追加された過去があり、その設定故に、正規のプレイヤータウンではなくこちらに飛ばされたのではないか、と推論を建ててましたね。

 

そのタイミングで近くにいた知り合いと状況の整理をして、ちょうど自分が購入していた個人所有ゾーンの屋敷にいって、大地人の使用人とのやり取りをしたり。

混乱が生じそうになった所を、威圧して無事に(?)収めたり。

アキバなどが混乱にある中で、少人数故にやりやすい部分もあったとはいえ、混乱した状態で、上手く人を動かしているという感じ。

 

相応に苦労もあり、アキバに戻りたいプレイヤーたちの為に遠征じみた真似をする羽目になったりと、ドタバタしていますが。

これもログホラ世界でありえた話と思うと中々楽しいです。

……原作者監修の時点で正史になったのかもしれませんが。

この状況下で「楽しくない」からと戦闘系ギルドの誘いを断れる櫛八玉の性格は、中々快いものでした。

シロエとはわりと話会うんじゃないだろうか。