「なんだか、それって寂しいです。辛いです」
(略)
「いや、いいんだ。ぼくが間違っていたかもしれない。……そうだよな。理屈じゃそうかもしれないけど、それだけじゃないよな」
人に擬態するドッペルゲンガーという魔物によって、分断されてしまったカズたち。
幸いにして山の中であるため、ゲリラ戦を仕掛けたりして雑魚は問題なく対応していますが。
ここには、神兵級モンスターをペットの如く扱う、敵のボスがいるわけで。
カズたちも「白い部屋」の能力によって、この世界の住人とは隔絶した能力を得ているわけですが。
そんなカズたちですら苦戦し、敗北が見えるような力量を持つとか。インフレが過ぎる……人類終わったな。
いやまぁ、カズたちが居なければ抵抗の目すら見えない状況で、実際終わりかけていたところなんですけれど。
忍者の隠し持っていた情報を得たり、白い部屋で考察したりとしていますが。
既に追い込まれている状況なので、中々希望が見えませんね。けど、戦わなくては先がないのは分かっているから。
戦って、休んで。準備が出来たらまた戦って。
どうにか四天王から逃げ、光の民の里へ戻り。防衛線をちょっと手伝ってから嵐の寺院へ。
そこで陣取っていた相手も蹴散らし、とりあえずはまたひとやすみ。
ミアに頼りすぎかもな、という問題が浮上したりもしますが。適材適所といいますか、時間がない状況では止むを得ない感じではありますが。
割と綱渡りですから、誰か欠けると転げ落ちそうな不安はありますな。