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「確かに僕は、強くなるための手段を選ぶ気はない。でも、その強さの使い道は選ぶ」

(略)                                                                                             

「――強くて悪いヤツを叩き伏せる方が、絶対に気持ちいいだろう!」

 

異端者を利用する六翼会議の存在も公になって、石動が校長となったことで色々と体制が変わってきているようです。

これまでは多分に能力的というか「これぐらいできればランクはコレ」という分類だったA級・B級の区分をポイント制にしたり、リーグ戦を取り入れたり。

異端者以外の相手……簡単に言えば、怪物ではなく人間を相手取る場面が増えるだろうという事で、速度重視で改革してるようです。

校長に就任したばかりでよくもここまで一気に改革出来たな、と感心してしまいますが。まぁ、日本支部としても手をこまねいてはいられなかった、という所でしょうか。

 

前半は、その新体制になった実戦部隊の話ですね。

さすがにSランクの諸葉とか、A級認定を受けた静乃は参加できず。ランク的に低い、サツキと春鹿のコンビがメインですね。

彼女たちも成長はしている……けれど、石動もさすが黄金世代のリーダーといえるだけの貫禄があります。

今回の結果を受けて、サツキはまだランクが追い付かない状況になってしまいましたが。確実に進んでるので、腐らず行ってほしいものです。諸葉いれば大丈夫か。

 

ただ、平和なばかりでは進まず。改革を進める石動に接触したヂーシンがまた暗躍していて。

彼なりの思惑があって石動に契約を持ち掛けて、意外にも石動がこれを受けてるんですよねぇ。まぁ、その後しっかりヂーシン叩いてくれたのは爽快でしたが。

今回呪力について新たな考察がされてましたが。それを受けてレーシャ強化イベントが始まるのかなぁ。

 

そして、ここまでかけてようやく六翼の一角を倒しましたが。倒しただけ、でしかないんですよね。しかも、裏切り者のヂーシンをとりあえず確保した状況なわけですし。

彼が入った六翼の穴にしたって、向こうの仲間割れで生じたもので。おまけに今回ヂーシン以外は動いてないのかと思ったら、なんか背教者がロシアで暗躍してるっぽいし。石動みたいに、悪魔の誘いを蹴り飛ばしてほしいものですが、あまり期待できない気がしますね。

まーやのお蔭で、泥沼のゲリラ戦だけは避けられてますが。本格的にイタチごっこの様相を呈してきたな……。ここでさらに六翼の空いた穴を埋めます、って展開だけは勘弁してほしい所です。