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それは永遠に尽きない悔恨で。彼がついに辿り着けなかった眩い夢の形で。

でも、喪われなかったものがここにある。彼女が彼女としての残した想いがここにある。

彼が何よりも守りたかったもの。ヤトリシノの心は、確かに生きてここにいる。

だから、もう――死んだふりはやめて、歩き出さなければ。

 

キオカによって目覚めたパトレンシーナによって、いいように引っ掻き回されるマシュー達。

いやはや、本当幽霊としては優秀すぎるというか、厄介にすぎるよなぁ。

普段は善性が表に出ているから、疑う事も出来ない。で、いざ蓋を開けて見れば容赦ない手を影から売ってくるというんだから。

 

……エルルファイの背景を知ったときにイクタは激昂してましたが。

今のハロの姿を見ても同じように怒るのではないだろうか。

帝国の腐敗具合も相当で、狐を上司として仰ぎたくないという気持ちは痛いほど分かる。

けれど、キオカがアルデラ教の総本山が帝国と比較してどれだけマシか、と言うとね。

彼らは彼らで闇が深そうですからね……特にハロ達を拾い育てた人物なんかはかなり真っ黒な気が。

 

今回は目覚めた幽霊と輝将、そしてアルデラ総本山の策略に帝国側が振り回されるばかりでしたね。

訓練を重ねていたトルウェイが合流して、何とか持ち直してましたがマシューも結構危地にいますし。

その状況で、イグゼムとシバが動いて。後宮にいた「彼」を引きずり出し、たたき起こして。ここからひっくり返す手を打てるのかどうか。

彼の復活を告げる戦いとして、舞台は整っている感じはありますし、次回が楽しみです。