「――――此れよりッ!!! 第二十四回〝御門釈天ぶち殺す“裁判を開始する!!!」
「ちょっと待って! それ裁判になってねえから!」
「クソうるせえ、被告は黙ってろッ!!!」
太陽主権が絡んだ大規模ゲームが始まらんという時に……釈天はいったい何をしているのか。
焔たちも外界で苦労してたんだなぁ……とその一端が見えてちょっと目に涙が。
大体あの駄神のせいなんじゃないのか。
そして、十六夜や十二天が外で動き回っていましたが。まさか殿下に遊興屋まで外にいるとは。しかも、焔に接触してるし。怖いなぁ。
十六夜はプリトゥと一緒に前回外界で起きた『天の牡牛』絡みの調査に動いてますが……そこで、また厄介な相手と出会って。
プリトゥは十六夜の天敵と評していましたね。
しかしまぁ、『ラストエンブリオ』で十六夜今のところ良い所なしじゃないですかね。弟たちを助ける役回りぐらいしか成功していない。
前回の牛魔王や今回の廃滅者相手にも押されてますし。外界で存分に力振るえないとか相性の問題とか色々あるとは言ってもなぁ……
特に今回の廃滅者との問答で答えを返せなかったのは痛い。なんというかもっとスカッと活躍してほしいものですけど。
焔たちも金糸雀が拾ってきた特殊な才能を持つ子供、ではありますが。十六夜たちみたいに問題児ってほどじゃない。
確かに突飛なところがないとは言わないけど、割と常識人ですよね。十六夜に振り回されていたからかなぁ。
アルジュナやジンと接触して、苦労人な弟としてなんか意気投合してましたな……ジンはジンでやっぱり思惑あるみたいで。
彼がこのゲームで優勝させちゃいけないと思ってる勢力はどこだろうか。違う道選んだわけだし、ノーネームなのかなぁ、やっぱり。
キャラが増えて、状況がようやく動き出してきたかなぁってところで。伏線張りまくってる段階なんですよね。
これはこれで面白いんですけど……微妙に物足りない。いよいよ、次回あたりから本格的に動きそうです。
予告にはなんか色々盛り盛りで本当にそれ全部できるのかみたいな感じですけどねー。