「破落戸に成り下がり、人に成り上がった英雄よ! 君が如何なる大英雄であろうとも! 世界を破壊する力を持とうとも!」
(略)
「本質が人である限り……君はただの力持たぬ『殺人鬼』に狩られる事となるだろう」
キャラが増えるばっかりで、誰も退場しないと評判の偽物の聖杯戦争。
さぁ、未だに1日目は終わらず。じりじりと事態は進んでいってるんですけどね。
これサーヴァント減る時は一気にいなくなるんじゃなかろうか。
偽物の聖杯戦争を行うために手を打っていた、ファルデウスをはじめとした黒幕陣営。
それぞれが仮称・真アーチャーなどを呼び出し、聖杯大戦並にキャラが増えてきましたが。
どこもかしこも不安の材料しか転がってないんですよね。
綾香とランサーのマスターである狼がもふもふしてるシーンは和みました。そこ以外9割がた厄介ごとの匂いしかしませんけど。
真アーチャーを呼び出した組織は、アトラム・ガリアスタ――Fate本編、戦争開始前に退場したキャスターのマスターですな――が使っていた人の命を、魔力結晶とする技術を使ってサーヴァントに魔力供給してますし。
そもそも、召喚時に令呪を使って、ほぼ『アヴェンジャー』みたいな感じで歪ませてますし。
ライダーはライダーで何でもありですな。
街一つを覆い、誰も逃げられない街にしてしまってますし。
流石に他の勢力も異常には気づいているようで。……最初に接触してきたのが吸血種って時点で嫌な予感しかしません。
外部で情報収集しているロード・エルメロイ2世も綾香についてなんか不穏な情報掴んでますし。
自由気ままなセイバーが、一番まともに見えるのはどういう事だろう。
吸血種という難敵を排するための同盟に動いたりしてます。ランサーとアサシンと接触することに成功してますが。
ランサーと仲良くすると、もれなくアーチャーから喧嘩吹っ掛けられるという特典付いてくるからなぁ……
ごった煮過ぎて、一体どこに行くのか本当にわからない。大凡のピースは出たはずなので、これから話は進んでいく……といいなぁ。
群像劇が得意である成田良悟のお家芸ですので、最後の方で、複数個所で同時に一気に整理していく、というのは起きえるのではないかなと考えられます。
今回は時間の制限もあるようなので、そのあたり含めてどうなっていくか、
まだ詳細のわかっていないキャラクターたちがどう絡んでいくか、
楽しみですね。