「サクラは・・・あたりたちのギルドよりも優先するべき相手なの?」
弌は答えに窮した。
ギルドメンバーたちは大切な仲間たちだ。仁や栗林に容疑者と言われようと、そんなことはないと確信に近い思いはある。
(略)
次に狙われるのが自分かもしれないという思いを抱いたこともある。
だからこそ、彼らを――仲間を巻き込んでしまうのが怖いのだ。
突き抜ける面白さが足りないといいますか。
終始無難な雰囲気のまま展開していったかなぁ、という感じですね。
HP八桁、5000万という怪物モンスターが登場し、街を襲う。
城壁を壊した時点で一度立ち去りますが、脅威が取り除かれたわけでもなく。
五大ギルドがそれぞれの立場とかも踏まえて優先権の取り合いしているあたりは・・・大所帯だと大変ですね、としておきますが。
パッシブのダメージ軽減スキル、高いHP、一定ダメージを与えた後の回復。
これ運営モンスター倒させる気ないだろうみたいなスペックを誇っていますが。
外殻が硬いなら内部からダメージ与えればいいじゃないっていうのはお約束ですよね。
割と早い段階から、中に何か仕掛けあるんじゃないかっての分かっていたので、読んでいて先が気になるっていう面白さが足りなかった。
最後のシーンも、勝率をわずかでも上げるためと言って武器を犠牲にしていますが・・・
チュートリアルダンジョンの「必ず負けるイベント」のボスを倒す方法を探しているんだったら、妥協することも必要だったんじゃないだろうか、と思わずにはいられない。
これで武器の強化が振出しに戻って、どうしたって時間が余計にかかるわけですし。
主人公は、ユリをいったいどう扱いたいのかがはっきりしない。
仲間を巻き込みたくないと言いつつ、だったらなんでサクラを同行させているのかって話になるわけですし。
結局このダンジョンでもユリを連れて行って、助けられているし、死なせたくないから守ったりしているんですが・・・いっそそこまで巻き込んでしまったなら、話をしないのも不義理じゃないのか、みたいに思えてきますね。
毎回、重要なところに関与してくるカレンが明らかに事件関係者だろうというか。
欠けた妹のデータを基にして行動しているNPCとかいうんじゃないのかなーとか想像したりはしますが。
敵に監視されている上に情報を隠さなければいけない手前、主人公側の対応が後手に回りがちなのがなんともいえません。
