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「ルディが大切な人たちを失わずにすみますように、幸福な楽園の主として、賢く誠実に行動できますように」

 

愛する寵姫を迎えたけれど、正妃との間に子が出来るまではイチャイチャしすぎるな、と妨害が入る状況のルディ。

庶子のルディを引っ張ってこないといけない状況なら、とりあえず安全策として王の子供量産しといた方がいいんじゃないかなぁ。

正妃との関係が改善したときに、血統の問題が出てきそうなのは面倒ですが。

 

1巻から思ってましたが、この国の貴族叩けばホコリが出る輩が多すぎないだろうか。

特命騎士がちょろっと調べただけで、崩れ落ちる程度には弱みが転がっている。

……この国で世継ぎ騒動が起きると、確かに通常よりも面倒そうだという納得はできますな。絶対利用されそうな未来が……

アーデルハイドの一族が健在だったら、そう大がかりな工作できなそうではありますが。

 

今回は女騎士エヴァリーンに縁談が持ち上がり。

オマケに公爵令嬢のテレーゼも妹の縁談がまとまったこと、幼馴染のエヴァリーンの縁談の話を聞いて、色々と暴走中。

まぁ一番暴走してるのはフロリンこと正妃様なんですがね……やることなすこと裏目に出ていて、こう目を覆いたくなるポンコツ感が。

 

前回ミーネ一人だったので、一巻一人で進めるのかと思いきや二人まとめて進行してきたときには、ラノベの短期打ち切り増えてるから巻いてきたのかなぁ、と思いましたが……

巻末の短編でさらに増えたのを見て、流石に笑った。驚きの速さ。

正妃が最後逃走を図りましたが……短慮にもほどがあるというか、これ結構問題なのでは。6番目と「手に入らない」7番目が誰なのかが気になりますなー。