「魔術師として、そんな魔術師の在り方は認められないからだ」
前回の戦いの果て、力を使いすぎたためか……身体が縮んでしまったレフィール。
これで魔術師なら身体小さかろうと叩けたでしょうが、彼女は剣士で。それも大剣使いだったために、戦うのも難しい状況。
縁もあったため、水明は彼女と一緒に帝国へと旅をすることに。
道中水明の故郷についての話もありましたが……彼の父親だったらラジャスも拳の一発とか、それは本当に人類なのか……?
勇者の噂話なんかも聞いて、彼ら側の状況も描かれますが……
色々と思惑入り混じってるようで厄介極まりない感じですな。
水明を嵌めようとした貴族と出くわしたり、帝国の皇女が国境を突破して戦場跡に現れたりとあっちはあっちで大変そうです。
友人の危機を知り駆けつけた黎二たちは、逆に水明の暴れた痕跡を見ることに。現時点でコレが水明の仕業だとは把握していませんけどね。
教会で女神の託宣を受けられる。危機的状況において勇者召喚の儀式を行える。
そうした予防線のようなものは感じますけど、その割には水明たちの世界と比べて発展が遅いというか。
さらに言うなら魔族側との戦力差の問題とか色々気になる部分はありますな。
託宣を齎す存在は、魔族が跋扈している現状をどう思っているのか、とか。
そんな託宣絡みのいざこざがあり、帝国を騒がせている襲撃事件の犯人を捜す羽目になった水明。
彼の周りには女性ばっかり集まってくるな……襲撃犯の使う魔術が危険なものだから、それを使い続ける事は認められない、と立ちはだかる姿はそこそこ格好良かった。
けど、真っ向から勇者に喧嘩売ったり、生きていくのは下手そうですよね……火種を巻く天才かよ……
実行犯は判明したものの、何者かの邪魔が入り取り逃がしてしまってましたね。
ただ、ここで逃がしても顔バレしている以上、捕まるの時間の問題のような。最も、黒幕からも使い続けるのは潮時か、と見限られそうな状況ですがね。