「――いいだろう。俺も名乗ろうじゃないかお姫様。俺は結社が魔術の輩、魔術師、八鍵水明」
リリアナを取り逃がし、水明も痛手を負ったので治療に時間をとられすぐに追いかけられず。
その間にリリアナが重要参考人として手配されたり、帝国の皇女に呼び出されたりとイベント盛りだくさん。
……水明はホント厄介ごとに好かれてるといいますか。
黎二たちも帝国を訪れて、そこで水明と鉢合わせ。
思ったよりも早かったというか。
このまま別行動のままそれぞれの道が重ならないことも考えていたので、ちょっと意外。
お姫様の方が何か隠しているのは察していましたが……予想以上に武闘派だったよ、あの人……
事件の真犯人を捕え、リリアナの安全も確保した。
けれど、水明たちがあずかり知らぬところで暗躍している怪しげな勢力があって。
女神が理不尽だという主張にはまぁ、納得できるものがあります。
ただまぁ、女神は信用できないからって、それに対抗する戦力に信用を置けるかって言うのも微妙なところで。
まだ不透明な部分が多いですが、もし水明たちの敵となるなら、かなり厄介な相手になりそうですなー。七剣の一人抱え込んでましたし。どうなるやら。