「うん。それじゃあ」
(略)
「――今日も、世界を救おっか」
巻頭から笑った。
事故により住居が壊れたため、シノと懇親を深めようと舞姫が部屋を訪れてきて。
「駄目……かな?」――駄目に決まっている。な場面とか。
ここで追い返すのもマズイと室内へ招き入れた後のドタバタ具合とか。
途中で四天王が乱入してきて、変な共感によって事情を呑み込んでくれたのは何と言ったらいいやら。他の四天王の変態性に感謝する事があろうとは。
そして、すっかり騙されてました。
シノは実は女子であった、という衝撃の事実。
他のキャラクターたちも結構驚いてましたねぇ。
あと今回笑ったのは、前回ストーカーをする側だったシノが、される側に回っているあたりでしょうか。
暗殺者と序列1位の戦いが改めて描かれていたのも良かったです。
シノがこの任務に迷いがあるのは何度も描かれていて。
だからこそ、最後躊躇ってしまったのも納得ができる。
そして、怪しかったほたるも行動を起こして。
彼女の世界、破壊力は無いけれど工作員としてはこの上ないほど強力ですな……
戦闘能力はなくとも、舞姫を良い所まで追い詰めてましたし。
ただまぁ、油断が過ぎたというか……シノが覚醒して、舞姫側についたためにあっさり蹴散らされてましたがね。