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「――僕は、僕が誰に殺されたのか知りたい」 
 

ある学園を舞台にした物語。

断章もありますが、話のメインは2本「コノハナカグラ」と「リンネカグラ」。

それぞれメインの視点が変わって進行しています。

 

「コノハナカグラ」は高等部1年の少女、此花が「この世に存在しない少年」を見てしまう事から動き出して。

少年は「自分が誰かに殺された」と言い誰がそれを為したのか知りたいと此花に助力を求める。

少女は一週間だけの条件でその手をとりますが……少年の名も分からず、それらしい事件の情報も集まらない。

けれど、途中で彼が語った言葉に彼女は心を揺さぶられて。

得体のしれない何かがいるのは、まず間違いない。けれど、手がかりなどもない。これからどうすればいいのか……と悩みを抱えた状態で彼女の視点は一度終了。

 

その後語られる「リンネカグラ」。

これは、同じ学園の中等部の話。

忘れ物を取りに深夜学園に入った二人が、不思議な事件に出くわして。

一人は、その夜に出会った不思議な少女と話をしようと行動を始める。

力ある言葉を遣う少女の話だったんですが……いやはやオチには騙されたというか、「コノハナカグラ」の犯人もうあの子でいいんじゃないのか、みたいな雰囲気ですが。

 

中々面白くなりそうなシリーズですが……

問題は、コレが発売されてから2年たってなお2巻が発売されてないところですよね。

2年積んでた俺も俺ですが。続き、出てくれるといいんですがねぇ。