
『人と人が結び合って生まれ、人を人たらしめる力・・・それこそが絆なのかもな。おまえがソロモン王と同じ道をたどっていることを、レメは嬉しく思うぞ』
前回怪しげな実験をしていた校長から、一樹に協力的な校長へと変わり、体制が安定してきたかなぁ・・・と思いきや新任の理事長が横やりを入れてくる。
校長もちょっと粘るけど、向こうの方が正論を使っているので、うまく崩せずに選挙をすることに。
この作品の大人は祟るな、本当に。
剣技科と魔技科、二つをまとめる総生徒会長を決めるための統一選挙が開催する。
一樹は、自分の道を突き進むために、総生徒会長を目指す。
剣技科と魔技科からそれぞれ2人、4人1組のチームを作り、その戦いぶりによって己の意志を示す事に。
だから、不意打ちとか闇討ちとかしまくっていると、「勝ち残ってるけど、あれが総生徒会長でいいのか」と評価を受けるわけですな。
そのためにチームを作った面々は、自分たちなりに工夫した作戦とかを使ってきます。
今回は、表紙にもいる光先輩についての攻略が進みます。
男性恐怖症の王子。吹っ切れた後がすごいことになってましたけど。
女らしい格好をした光はかわいらしかったですよ。
というか、本気で王になる道を突っ走るというか他のヒロインに関しても攻略を妥協しない一樹が、その内誰かに刺されるんじゃないかと。
ただ、攻略されている彼女たちは、一樹がハーレム街道驀進していることについては何も言わないんですよね。
王としての器量ってことで納得しているのだろうか。
いっそここまで行くと清々しいので、この調子でいってくれればいいんじゃないかと思えてきました。
で、他国のスパイまで出てきて、状況を引っ掻き回していきますが。
一回相手の技を見たいからと食らって、心停止しているとか、本当に王の自覚あるのかみたいな勢いですけど。
お前はそれでいいのか。次戦ったときは、うまくあしらってましたけどね。
敵も含めてキャラクターが一気に増えてきました。
戦闘シーンといちゃいちゃしているシーンと、イベントが結構詰め込まれている感じです。
その分、ぶつ切りとまでは言わないけれど、テンポが微妙かなぁ、と思う部分はあった。