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「僕は……もう……幸せなんだ……っ!」
(略)
すぐそばにある小さな幸せに気づくこと。
もう手の中にある小さな幸せに気づくこと。
それこそが、幸せなんだと……何度でも咲太は自分に言いたかった。
初恋の相手、年上の翔子さん。病魔に苦しむ幼い翔子ちゃん。
彼女の為に無茶をした咲太ですが……失敗してしまい、麻衣が犠牲に。
失われてしまった未来の物語が最初に描かれていましたが……いやはやこれは辛い。
抜け殻のようになった彼を、心配してくれる人がいたのは良かった。
あそこで周囲に責められ続けたら、また動くことはできなかっただろうから。
失意の彼の前に、大人の翔子さんが現れて。
彼女と同じ、思春期症候群を使って過去を替える為に動き出し。
ここでも人の手を借りて、助けてもらいながらなんとか事故を回避していました。
この泥臭さが咲太だよなぁ。
……けれど、そうして戻っても、全てが解決したわけではなくて。
咲太は色々と葛藤していましたが。
戻ってきた後に出会った双葉の反応が良かったなぁ。
咲太は自分を犠牲にするだろうと思っていて、不安だった、と。
まぁ確かに一度はそうしたわけですし、言い訳のしようもないよな……
「可能性がある」とも言えない、奇跡的な確率を願い、行動していましたが。
最後の最後、未来を掴んだのは翔子自身であった、と。
奇蹟が起きた事に賛否はあるかもしれませんが……頑張り続けていた咲太が何かを失うのではなく、翔子も翔子の方で未来を得た、という決着は大団円と言っていいものかと。