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「夫人がどういう人間かは承知しているな? おまけに、日ごろから幸運と不幸のマイレージをたっぷりためこんでいる女性だ。俺は――ここぞとばかりにとんでもないやらかしをされそうで怖い。とても信用する気にはなれん」

 

カンピオーネが居ればいるほど強くなる、『最後の王』ラーマ。

護堂はかろうじて彼を追い払いましたが、問題が全て解決したわけではなく。

カンピオーネの人数分強化されるなら、カンピオーネ同士で戦ってその戦いの覇者が代表として戦えば良い!

と即座に、全員が思い至り、行動を開始している時点でどいつもこいつもろくでもないな……

 

護堂がラーマと戦ったという事もあり、カンピオーネたちは続々日本へとやってきて。

……編纂委員の方々は、胃が痛くて仕方ないんじゃなかろうか……

折角の機会だから、と開始の時間を決めて戦い始めることになりましたが。

誰もかれもが権能の大盤振る舞いというか、被害が拡大していく一方で。

まぁあくまで程度問題で、都市の一角でヴォパンが人々を塩の像にしてしまったり、翠蓮が魔の森作り上げたりしてるんですが。

 

開幕直後、魔王たちの一番の標的はアイーシャ夫人。

あの人が一番何をしでかすか分かりませんからね……よくわかります。

戦闘能力高い他の神殺しにアレだけ狙われて、何とか逃げ延びられているあたり、アイーシャ夫人も流石というか。

神殺しの魔王たちのほぼ全員が警戒していて、真っ先に排除に来るのもうなずける。

最後の二人になるまで協力して、そののち決戦を行おうとヴォパンと翠蓮の同盟が締結してるのも恐ろしいなぁ。

……ドニが嬉々として引っ掻き回しに来たので、彼の行動にも期待したいところです。

 

アイーシャ夫人が翠蓮の術で戦力外。アレクは自らの権能、大迷宮に避難中。

スミスが妖精の通廊でどこかへ……

となるとアイーシャ夫人とスミスは、内戦脱落かって感じですが。スミスは何か事前に仕込みしている描写があったので、そのうち帰ってきそうだなぁ。