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「白野君 雪乃君」

「君たちが出会ったのは偶然だったかも知れないが」

「これからは必然という事になるね」

 

電撃文庫から刊行されていた『断章のグリム』のコミカライズ。

完結してから大分時間たってるのにコミカライズするんだなぁ、とそんなところに感心しましたが。

 

原作者ツイッターを見るに、描写の問題で色々と指摘が入った部分もあるとか……一巻の前半で指摘入れるんだったら、なぜコミック化したのか。

後半のエグさを何だと思っているのだろうか……あの身の毛もよだつ不気味さこそが、この作品の味だと思ってるんですがねぇ。

ただ、葬儀屋のシーンとか確かにグロ注意なのは確かで、指摘したくなる気持ちも分からないではない。

 

原作も雰囲気の見せ方が本格的で体調崩してるときには引きずられそうになるので読めないタイトルだとも思ってますが。

色々と指摘が入っている中で模索して、原作の雰囲気を壊さぬ良いコミカライズになっている感じですね。

〈断章〉の恐ろしさが絵で上手く表現されていました。

 

蒼衣はクラスメイトにプリントを届けに行った先で、異形と遭遇して。

そこから彼の、神の悪夢を巡る物語が始まるわけですが。

本当に、序章も序章で懐かしくなってきましたねぇ。原作読み返そうかなぁ。