「助けられる命なら、助けるに越したことはないだろう?」
銀河を統治する魔術帝国がある世界。
かつては帝国としのぎを削る「同盟」と呼ばれる敵対国家もあったものの、十年前に帝国によって滅ぼされたとか。
まだ十年前、ってことで禍根もあちこちに残ってる状況。
元同盟の中でも辺境にあった惑星出身のセーヤ。
帝国の版図に加えられたのも最後の最後、ということで。
魔術師の才能があると認められたセーヤは帝国に招かれることに。
最も、その容姿と魔力量から、忌まれてあちこちたらいまわしにされたそうですけど。
魔術があり、それによって動く機械の人型……「機甲杖」なる兵器があって。
直属軍、蒼衣衛に加わることになったセーヤは、ラリエナという少女とコンビを組むことになり。
セーヤがかなり頑固というか、周囲への興味に薄いため、ラリエナという常識人が隣にいることで、何とか回ってる感じですねぇ。
ラリエナが振り回され続けて大変そうですが……うまく使いこなせれば、君の相棒はかなり強力だよ、多分……