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「私はあなたに幸せになってもらいたいと思った。ただ、それだけなのです。その願いすら、単なる官の一人には過ぎた望みでしょうか」

 

壬氏がついに行動を起こしましたが……猫猫にいいように振り回されますなぁ。

本当に彼女は猫みたいに気ままなので、壬氏からしても調子が狂うのではないでしょうか。

馬閃との会話が噛み合ってないことにも気づかずに誤解を招いてましたしね……笑った。

 

猫猫の周りでもチラホラ怪しい動きがありましたねぇ。

変人軍師の実家で当主の座を奪われた老人に絡まれるなどもありましたが。

羅の一族は変り者ばっかりだな、ホント……それに振り回されてるご老体は哀れ。まぁ、彼自身小物臭くて、羅漢に蹴落とされなくても別の奴に追われてたんじゃないかなと思えますがね……

 

里樹妃の周りもきな臭いというか、彼女もトコトン運が悪いというか巡り合わせが良くない。

あちこちから疑いを向けられ、大分心を痛めたのではないでしょうか。

思惑が重なり、妃でありながら幽閉されることに。命を狙われるのを危惧し、守るために隔離した結果なんですが……

 

よりにもよって、なんでそいつと接触してしまったかなぁ、という状況になって。

此ればっかりは彼女のせいではなく、管理が甘かった周囲のせいだと思いますが。

まぁ、その結果としてなんか綺麗にまとまりそうな感じになってたのは、良かったですが。猶予期間があるわけで、その間に何かトラブルが起きないことを祈ります。