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「葉山君、どうやら、謎が解けたぞ」

それを聞いて、僕はずっこけそうになった。……この人、スーパーコンピューターどころじゃない。

 

積読に埋まっていた最新刊を読むにあたって、既刊読み返しー。

1巻の刊行2007年ですって……凄い懐かしかったです。

「芸術棟」と呼ばれる建物がある、市立高校が舞台です。

もっとも、この芸術棟って何かに使うだろうから作ったけど、用途不明で文系クラブが占拠して部室を確保したので芸術棟と呼ばれてるだけらしいですけどね……自由だな……

 

市立高校では、この芸術棟にフルートを吹く幽霊が出るという噂が立って。

それを怖がった部員が練習に来ない、と吹奏楽部の部長が悩み……じゃあ幽霊が出ないことを証明しようと、夜芸術棟に残ると言い出して。

いい加減な顧問から芸術棟の鍵を預かり、戸締りを委任されている葉山も、夜の見張りを手伝う事に。

幽霊なんかいないと思っていたものの……葉山たちは、フルートの演奏と幽霊の影を見て。

 

翌日調べてみると、演劇部の部室に泥棒が入った、という話だとかも聞こえてきて。

文芸部の伊神部長が探偵役として、謎を解いたと思ったら……また別の幽霊が出てきて。

なんだかんだでノリがいい学生がそろってるなぁ。柳瀬さんとか結構面白いキャラで好きです。

東は痛い目見ればいいと思うし、三野はちょっと視野狭かったんではと心配になりますが。