〝皆が俺を信じるとでも?“――と、自身の不信を根拠に。
裏切りあわないなぞそもそも不可能、と断じられたステフは天を仰いで零した。
「どうすればいいんですのコレ……説得力しかないですわ……」
積読消化―。
序列第一位、神霊種とのゲームに挑む空たち。
ゲームは、巨大な双六。ただし、サイコロは自分たちの命で、増減によって年齢が変動したりするし……全てを失った場合は、当然ゲーム続行不可能の為リタイア。
オマケに、ゲーム開始直前の記憶は徴収されてプレイヤー達のルール設定時の記憶がなく。
更には、記憶を失っていない裏切り者まで紛れ込んでいる。
双六に参加しているのは、いの、いづな、プラム、空、白、ジブリール、ステフ。
巫女さんは、ゲーム開始時に命を徴収されたため、開始時には不在。
けれど……裏切り者がいる? そんなの、この面子でゲームしたら、皆裏切るだろ? という空の断言を否定できないのが辛い……仲いいのやら悪いのやら。
腹の探り合い大好きだな、このクソゲーマーども(褒めてる)。
それにしても、また色々ネタを仕込んだ壮大なゲームだなぁ、という感じですが。どんどんルールも複雑化していくので、今後の展開が大変なんじゃとか思ったり。
……双六盤が物理的に巨大すぎて、空たちはかなり移動に苦労してましたがね。
いのと同じ勘違いをしていたので、後半のあの場面では笑うと同時にそういうカラクリか、と驚きました。
……その後、怒涛の裏切りコンボが入るので、いのの胃が少し心配ですが……まぁ、あの爺さんなら胃に穴あいても何とかなりますよね!
まぁ、空白もジブリールからの無茶ぶり喰らってるので、それぞれ頑張ってくださいとしか。