『急いで追わないとあの子のついた火葬場――』
『とんでもないことになるわよ』
神の悪夢を巡る物語に巻き込まれた蒼衣。
神狩屋から事情を聴き、色々と踏み込んでいってますが。
事情を聴いた翌日。蒼衣の自宅に雪乃が訪れて。
同じ泡禍に遭遇するんだから、少しでも一緒に行動したほうがいい、という合理的な判断です。
そして、事態は静かに……けれど確かに進んでいって。
蒼衣の前に異形が現れたりはしませんでしたが。
以前に遭遇した異形の正体が発覚し、その妹が蒼衣のクラスメイトという事情が発覚。
彼女の抱えていた事情なんかも描かれていましたが……
母親が離婚し、虐待されていたとか。逃れられず、囚われたままだった、と。
予言された泡禍「灰かぶり」……シンデレラに重なるところがある、彼女の現状。
そんな状況を知ることになったのは、件の母親の葬式の場で。
調査の一環として雪野たちも近くに来ていましたが……そこで、雪乃の断章の一部でもある風乃が登場。
本格的に事件が進行していくのは次回以降に持ち越し、という感じですね。今回は情報の整理がメインで、結構静かな巻だったと思います。
ここからどんどん転がり落ちていくんですけどね……