『――夜の帝国に喧嘩を売って、無事で済むと思ってた?』
新学期を迎えて。古城は何とか進級できたようですけど。
穏やかな日々が流れる中、絃神島にまた新しい火種を持ち込む連中が居て。
それと同時に、雪菜そっくりの偽物が現れてちょっと周りを混乱させたりしていましたが。
……彼女自身の「秘密」に関しては、割と簡単にわかる類だと思うんですがねぇ。
電撃文庫の20周年記念の公式海賊版に掲載された番外編を原型に広げられたエピソード。
もう雪菜と古城はとっとと付き合ってしまえばいいと思うよ……ってくらいの距離ですが、じれったいですねー。
監視役の交代を、という意見が日本政府から出てきて。
更にそんな話が出てる状況で、雪菜の槍が折れてしまい。正式に辞令が出る前から雪菜は同じ剣巫である唯里に引き継ぎをしたりしてました。
……彼女の「監視」に向ける熱意、その暴走っぷりを見て唯里も怖いと感じてますしね。
あの分析ノートは怖い。
プライバシーにかかわる部分をカットしつつ、60冊を超えるノートをまとめ、他の女子との会話を丹念に再現してるとか。
雪菜にはヤンデレの才能があるんじゃないかな……
まぁ、槍が折れたと思ったらこの巻のうちに修理されて、監視役の交代についても流れていったのは笑った。
また癖のある敵が暴れてたなんて話も合った気がしますが、今回のメインは雪菜回りの状況だったんじゃないかなぁ。
新体制になった糸神島の状況も割と見えてきた感じがありますし、次回は何やら思惑を以て動いているらしいラフォリア絡みの事件ですかねー。
あの王女様は何をする気なのでしょうか。