「自殺するのに向いてる日ってあるのかよ」
「ある。自殺をするなら晴天のほうがいい。澄み切った青空の下でなくては、死ぬ甲斐がないだろう」
イラスト買いー。椎名さんの絵好きなんですよね。
高校生の永瀬は、ある朝同じクラスの生徒が列車に飛び込むところに遭遇してします。
なぜ列車に飛び込み自殺したのか。学校でいじめがあったとかなんとか色々噂は聞こえますが。
事件を目撃しただけではなく、その直前に自分がこぼした心無い一言が最後の日通しだったのではないか、と後悔していましたが。
それを聞いた友人の深井から「タイムスリップできる薬」なる怪しい物を渡されて。
本当に効果があるか分からない。あるいは毒かもしれない。そう思いながらもそれを実際に飲むんだから永瀬は永瀬でかなり歪んでますよね……
実際彼の家庭環境も中々に大変そうなものではありましたし。
で、その怪しい薬は本当にタイムスリップを引き起こして。
永瀬は余計な後悔を背負い込まないために、飛び込んだ女生徒……雨宮翼と関わり合いにならないように行動しようとしますが……失敗。
逆に目をつけられて、一緒に行動する時間が増えていくことに。
交流を続け、雨宮について知っていき、永瀬は雨宮と二人である行動を実行し……タイムスリップ以前とは異なる未来へ、たどり着いた、と。
自殺という負の要素を上手くラノベ的にまとめてる感じはしますねー。