「デイルとあえて よかったの…」
「ほんとうにそうなの……」
友達と学舎で学び、帰宅したらケニスの手伝いをする。
毎日楽しいというラティナが本当にかわいい。
これはデイルでなくても骨抜きでしょう……実際、愛でる会とかもありますしね……
最初ラティナを教えていた神官の人はかなりいい人だったんですが。
よその街に高位の神官を派遣する事になり、そちらの引き継ぎに追われ、新任の神官が教鞭をとる事となりましたが……
そこで問題が発生して。ラティナを異種族だからと、口汚く罵って。
「他と違う」ことを叩きつけられたラティナは、困惑し……自らの「異質」な部分、角に攻撃魔法を放つという過激な行動に。
初期随一の嫌なシーンです。まぁ、その後デイルがしっかり仕返ししてくれたので少しはすっとしましたけど。
この一件で、デイルとラティナの、ラティナと友人たちとの絆が強まったのは、結果としてよかったですけど。
ラティナに消し得ぬトラウマを植え付けて、ボロボロになってしまう可能性もあったわけで、件の考え無し神官に災いあれかしとか思ってしまうな……
しかしそれでも周囲に優しい人々が多くてラティナが沈み過ぎなかったのは本当に良かった。