「穢れようが汚れようが生きてくれよ。胸を張って生きてくれ。出来る事なら幸せになってくれ。本当――償いたいってんなら、そうする事で真っ当に生きてくれ」
新たな街を訪れたイオリ達。
そこで彼らは、王族探しの密命を受けた罪人と遭遇して。
棄界に来るときの事故により、この世界にやって来たタイミングにもズレが生じているという事が明らかに。
それを考えるとイオリとユーフェミアが、ほぼ同じ時期・場所に落ちたのは中々に奇蹟的なタイミングの一致だったのでは。
王族の末裔、タビタを確保したことは伏せて情報交換などしていましたが……
何人かの罪人で協力体制を作り、独りが拠点を確保し、他が周囲を捜索していたとか。
イオリ達も一緒に捜索をしないかと持ち掛けられていましたが、イオリはそれを拒否。
まぁ、既にタビタを確保している手前、他に出し抜かれないように警戒は必要ですしね。
相手側が、イオリの罪『上官殺し』の真相を知っていた、というのも距離を取りたかった理由でしょうけど。
ユーフェミアも、イオリの罪の真実を知っていまいかなり動揺していましたが……
いやはや、中々に救いがないと言いますか。
そりゃあイオリもユーフェミアには明かせないよな、という真相で。
余りの事にユーフェミアは生きるのを諦めかけて、イオリに発破かけられたりしてました。
とりあえずこの二人の問題はなんとか落としどころが見つかったのか、って感じですが……
罪人の中に、王族の末裔と知りながらタビタを始末しようとする奴が居たり、黒幕が居るような言葉を吐いたりと、まだまだ謎が多いですねぇ。
ケネス医師のような闇医者が必要とされていた、という移転をとっても、現世は中々にきな臭い感じがしますけど、この後はどうなりますかねぇ。