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「キリト君は、わたしとコンビを解消したいの?」

どストレートの剛速球が飛んでくれば、俺も本心を吐露するしかない。

「したいかしたくないかで言えば……したくない」

「そう。わたしもしたくないわ……じゃあ、それが結論でいいじゃない」

 

アインクラッド第六層編。副題が「黄金律のカノン(上)」。

プログレッシブシリーズ初の上下巻構成となってます。

一層を一巻で書き切るにはどこかしらをダイジェスト化しないといけないのが不満で、できるだけ書いてやると詰め込んだら分冊される事になったとか。

 

今回の層コンセプトはパズル。

宿屋で部屋を取れば、その部屋の扉にパズルがあって、解かない限りは入れないなんて厄介な街もあり。

クエストもそのパズルが氾濫した街の事情を調べるものもあったり。

毎度毎度思うけど、茅場はちょっとSAO世界を作り込みすぎじゃない? これを100層分創り出して、AI配置してって相当な設定厨だったのでは……

 

第五層で手に入れた強力ながら扱いに困る武器についての話し合いもしてました。結局は良案がでず、キリト預かりのままでしたけど。これ本当に危険だろ……いったいどうするんだか。

相変わらずキリトとアスナがコンビで動き……クエスト中に襲撃を受ける展開があったりと。

相変わらずは乱を招く星の下にいるなぁ、と言いますか。

キリト達がクエスト報酬などで戦力拡張しているのと同じように相手も武器を新調したりしていてますます厄介な感じ。

六層の探索が続き、行動範囲が広がったことで後半キズメルと再会できてましたから、この後はエルフのクエストメインに切り替わるのかなぁ。