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『平気そうだよ、地平線に何も見えないし』

「おっ、ホントかリンネちゃん」

『でも幻獣族は走るのが速いから、地平線に見えてから逃げても遅いけど』

「容赦ねぇなっ!?」

 

一番怪しい行動をとっている幻獣族の英雄、ラースイーエを打破するべく行動を開始したジャンヌ達。

聖霊族と、幻獣族を倒すために共闘する事にはなりましたが。先日まで戦っていた相手、家族の仇の場合もあったりして、そうやすやすと信用できる相手でもなく。

人間と聖霊とでは、戦い方も違うし連携も取りにくいというのもありますが。

故に、お互いが幻獣族を優先目標とし、お互いは争わない、というスタンスに。

 

相手の本気度を試すために、西に向かう時に最短距離だからと聖霊族の巣を突っ切る案を出すあたりバルムンクはかなり肝が据わってる。

向かう途中、どの種族の領土でもない『無主地』なんかも通っていましたが……その領域はカイが知っているよりも広大になっていて。

判らないことばかりが増えていきますねぇ。

 

そして、カイは傭兵シドと遭遇。

彼自身は他種族を滅ぼして大戦を終わらせる心積りのようですが……何かを知ってもいる様子。

深く話をする前に状況が動き出して、ラースイーエと戦う事になったりもしてました。

カイは本当に、運命のいたずらでコードホルダーを持っているだけで、事情には詳しくないんですよねぇ。

振り回されながらも、諦めず戦い続けてはいますが……事情を知りながら手を打っていた相手に翻弄されてしまった、という感じ。

 

この世界に居る二人のシド。祈子アスラソラカ以外の予言神なんていうのまでいて。

大始祖、機鋼種といった新出の要素まで出てくると。

世界輪廻の段階が進もうとしていて、中々に切羽詰まった状況で。とはいえここからどういう手を打ってもいいか判然としませんが、さて。

預言者シドを改めて調べるといっても、上書きされた世界で、どうすれば彼を調べられるんでしょうねぇ。