「おっと誤解するなよ。リノちゃんの仲直りしようって言葉も、俺の罪滅ぼししろって言葉も嘘じゃない」
女神の襲撃を受け、魔王の機転により窮地から脱した真一たち。
最後に打たれた手は真一のトラウマを刺激し、魔界に来ても沈んだ状態でしたが・・・・・・・
それでも、ちゃんと頭を働かせて、自分の望まぬ結末でも見据えた様子は、立派なものだったと思います。
……シリアスモード抜けたら最終的にゲス参謀として策を練るわけですけどね。ギャップがすごい。
エレゾニアに対する考察を進め、アリアンの父親と思しき赤き竜の下で真実を教えてもらった。
古代文明に対する考察が概ね当たっていた、というか。真一、本当頭の巡りいいよな……
勇者システムを作り、自身を女神と偽ったエレゾニア。
その鎧のはがし方が、うん、まぁ……女神の自業自得って面もありますが、罠を仕掛けてから行くあたり周到です。
これにてシリーズ完結。
後日談をもう1冊出してくれるそうなので、期待して待ちます。
しかしまぁ、後日談まで出せるってことは、ネタがあるってのもそうですが売れてたんだなぁ……とか考えてしまってちょっと世知辛い。