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「毎日、おにぎりを二百個食べてるよ」
千穂は、ごく自然に尋ね返していた。
「聞き間違いだよね」
「聞き間違いじゃないよ。二百個だよ」
こ、このヘタレ魔王……!
ちーちゃんへの返答を保留にしているばかりか、新しい爆弾を抱え込みやがって。
ついに想いを自覚した鈴乃は可愛かったです。
それはそれとして、魔王は本当にもう……最近ちーちゃんの方が活躍してるじゃないか!
ここまで引っ張っている以上、魔王が恋とかの答えを出すのは、決戦後とかもありうるのでは……
流石に答えを出さない程ヘタレではないと信じています。
後、鈴乃は……何というか、運が悪かったというか。
八方手を尽くして、仕事を遅らせていたのに昇進するとはこれいかに。
「仕事の進みが遅いのは、お前の位階が低いのも一因だろう。出世させるから励めよ」的な事を言われて昇進。
しかも、本来なら時間をかけて行う儀式なども緊急時だからと、かなり簡略化されて。
鈴乃の昇格によって、他の面々の工作も裏目に出たりとエンテイスラは大騒ぎ。
日本側もかなりの騒動になっていましたが……それが、アシエスが大飯ぐらいになったって言うものだから、言葉にすると、なんか気が抜けるな。
腹が満たされていないと、光を放ち周囲に被害が出るというあたり、こちらはこちらで危機的状況ではありました。
荒療治ながら、それを落ち着ける手を打ったのもちーちゃんで。この作品の主人公はちーちゃんだったんだな……みたいな気分。