
小さな幸せを幸せだと思えるようにもなったし、やさしさにたどり着きたいと思えるようにもなった。大切なことを知って、大切な人ができた。
それが、間違いだったかもしれないと、突然問題点を突き付けられても、簡単に受け入れられるわけがなかった。
アニメ化の人気シリーズ!
放送局の関係で見れてないんですけどね! 無念。
三月になり、麻衣の卒業式。
麻衣を待っていた咲太の前に現れたのは、子役時代の彼女にそっくりな女の子。
いつくか言葉を交わしたものの、直後にやって来た麻衣にはその少女が見えていなかった、と。
新しい思春期症候群かと思いきや、どちらにも心当たりはなく。
麻衣も、母親との距離が多少なり変わったようですし。
咲太や花楓の母の経過も良いため、会えないかという話に。
対面も順調に済んだかと思いきや、咲太に異変が生じてしまって。
つくづく思春期症候群に縁があるなコイツは……
とかからかってもいられないんですよね。
何かしらの傷が、症候群を引き寄せる。
妹と母の問題、距離を取って暮らし始めて。経済的には援助があっても、気楽に助けてもらえない状況。
そんな生活をして、ちゃんと兄であるという立ち位置を見失わなかった。それは、たたえられていいと思う。
一方で時間が流れ、これまで見えていなかった事も目に入るようになって。
母親との関係に悩み、最終的にはちゃんと自分の足で立って、会いに行けるんだから、凄まじい。
メンタルお化けかよ……
そして問題解決したら一気に時間流れて早々に大学入学していたのは意外。……また次の爆弾引き寄せてる感じがありますけどね! そういう星の下に生まれたのか……