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「シンイチお兄さんは、いなくならないですよね?」

(略)

「俺は死ぬまで、リノちゃんの側にいるよ」

 

勇者を生み出し歪んだ形で力をつけていた女神教のトップ。

女神そのものを邪神と偽り、打破したゲス参謀。

御伽噺なら悪者倒してめでたしめでたしですが、現実は続いていくわけで。

女神教も権力者が離れていったり、支配力が弱まったおかげで一部で戦争の気配がしたりと色々不穏。

 

けれど、シンイチはそうした動きが出てくることも読み、手を打っていた。

いや、本当参謀として恥じない働きしてますよね、彼。

概ね戦法として間違ってない筈なのに、所々のリアクションがゲスなせいでゲス度強調されている感じがあります。

 

女神教の今後について。アリアンの母親の事。

リノの友人問題。人と魔族の関係。竜たちについて。

これまでに登場したキャラほとんど出して、これからの道筋を示してくれていました。

この後も、色々とトラブルは起きるでしょうけど、陣営厚くなりましたし、乗り切ってくれると信じられる感じでいいエピローグになっていました。

新作が同時発売してて、そっちはまだ読めてないのですが、結構作風好きなので楽しみです。