ico_grade6_3

「汚れないように使うのが一番だけど、そこまで気にすることないよ」

「そんな値段を聞いちゃったら気にするよ!」

 

単行本未収録のSSが一部収録されて、喜ばしいですねー。

WEBSS置き場にあったものの、単行本に乗らなかった物とか。特典SSで再録できたものとか。

トゥーリ視点「ある冬の日」、ギュンター視点「娘はやらんぞ」。下町時代のエピソードはやはり家族の暖かさが胸にしみます。

 

トゥーリは他にも「困った妹」、「絵本と文字の練習」などでも登場してましたが。

下町の平民からするとマインのスペックの高さは見えにくいですよね……家族故の気安さとかで、病弱で困った部分が良く見えてしまうってものあるんでしょうけど。

「焦る気持ち」ではダプラ見習いになったところまで進んだために、見え方も大分変った、というか。先が見えるようになったし、落ち着きも出てきたようで。

距離が離れてしまったが故の迷いもあるようですが……マインは変わらず君たちの事が好きだよ、と言えればどれだけいいか。

 

あとは、「領主の養女1」のオンラインストア特典の短編が新鮮でした。

マインからは離れた、一般の貴族から見た、マインのもたらした変化。フェルディナンドの演奏会について話題にしたお茶会の風景。

中立派の家柄だから、というのもあるんでしょうが、アウブの決断によって振り回されている貴族も居るという話。

そのアウブすらローゼマインのもたらすものに振り回されているんだよなぁ……なんの安心材料にもなりませんが。

 

書き下ろしでブリュンヒルデの「側近生活の始まり」も、ローゼマインの異質さが光ってましたね……

主が不便なく生活できるようにすべてをこなしてみせます、と決意していたのが微笑ましかった。

 

短編のほかはドラマCDのアフレコレポートや、Q&Aが掲載されてます。

長距離移動するとき、目的地が神様絡みだと干渉によって道が複雑化するというあたりは、異世界だなぁ、と。

あとはヴィルフリートの教育がぬるいのに筆頭側仕えのオズヴァルトが一躍買ってる辺りとかは、うん、まぁ……やはり側近全て入れ替えた方が良かったのでは、みたいな空気が……