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「あのディッターで不満以外に得るものが、本当に何もなかったのですか?」
SS置き場のハンネローレ視点を本編に入れられなかったため、外伝でまとめることになったそうで。
書き下ろしが多くて嬉しいですが、作者さん的にも厳しいものがあったようで。二年生以降の予定が無いのは少し残念。
とはいえ、体調第一ですからねー。無理のない範囲で刊行していってほしいものです。
見どころはいくつもありますよねー。
オルトヴィーン視点は上位領地側の意見とかも見えて新鮮でしたし。
ヴィルフリート視点の「女のお茶会」は、彼とその側近の稚拙さが光ってましたしね……割と自分で問題抱え込んでいるくせに、ローゼマインの側近に不満を抱いてるとか、何してるの……
トラウゴットが親族会議を経てもなお自分の犯した罪を自覚してないのも中々頭がいたかったですけどね。ユストクスが格好良かったので良し。
ただ、特に印象に残ったのはやっぱりルーフェンとアンゲリカのエピソードですね。
ルーフェン先生、正直もっと脳筋かと思ってたら、ちゃんと先生していましたし。
正直ディッターしたいだけかと思ってた……
エーレンフェストの姿勢を確かめたいと思ったからディッターを仕掛けた。
そして自分たちが敗れた後の生徒たちの発言から問題点に気付き、改善しようと手を打ち、領主候補生相手にもしっかりと訴えかけた。
二年生以降のディッターでダンケルフェルガーが手ごわくなってたのこのせいかよ……
あとはアンゲリカ。
貴族女性らしくない判断基準と、勉強苦手というイメージが強かったですけど。
彼女は彼女なりに色々と考えているんだなぁ、というのが分かってよかったです。
ローゼマインが笑顔で出迎えてくれて。自分の居場所がある、と感じてくれているのが嬉しいなぁ。
貴族らしからぬ彼女だからこそ、神殿の側仕え達とうまくやっていけそうなのもうなずける描写です。