「死んだ英雄だけが良い英雄と言うならば、某は死んでおいた方が良いのだろう」
ガーネットに「くさい」と言われて鎧を洗浄する事にしたアルバ。
それはつまり、あの鎧を脱いで素顔を晒すというわけで。
そこで出会うのが神速のチドリという六階級冒険者な辺り、引きが強い……
彼女が「いずれ来る王子様」を待っていたというのも重なって、なんかいい感じに距離が近づいてる。
いやまぁ、アルバはアルバで相変わらずその編さっぱりわかってないみたいですけど。
そして周囲の分かってる側の女子の方でバトルが始まりそうなのが。
幼馴染の少女はそりゃあ大変だったろうなぁ……
そんなラブコメ風味な日常の裏で敵は動いていて。
まぁ、そりゃそうだ。迷宮の真実を知って、帝国の利益をなくそうとしてる勢力に対して手を打たない筈もない。
前回も動いていた迷宮治安部隊が懲りずに色々と策を練っているようですが。
大分追い込まれていたからか、他所のチームに国から依頼して「寄生して強くなる作戦」ってのはどうなんだ……案の定失敗してたし。
皇帝自身がそこそこ強いみたいですけど、さて、次はどんな手で妨害してきますかね。マジに自分が出てくるつもりか……?