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「未来を探すなんて簡単です」

 

タイトルからはどんどん離れていった感。

けれど、転生者が多い謎について触れて。妄執にかられていた少女が救われる結末になったのは良かったと思います。

 

作中から四百年ほど前。

時代の過渡期というか変革の始まりとなった時代。

魔女狩りが過熱していた最中の、魔女たちのお話。

どこの世界でも異質なるものを畏れる人の心理は変わらず……暴走してしまうところまで同じでなくてもいいんだよ、と思わず唸りましたが。

 

魔女が最後にとった行動が、未来につながったんだから、無情というか。

そうして変化の火種を起こした魔女が、今を生きて、過去に縛られているあたりは世知辛い。

けれど、転生者達や良き友人に恵まれて前を向けるようになったのが何よりの結末だと思います。

しかしあのオルゴールが伏線になったのにはちょっとびっくり。