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「わたしたちは、対等な関係ですか」

 

無理をしたことで月子との関係が微妙になって。

それでも時間はどんどんと流れていく。

鋼鉄先輩の受験を見守り、彼女発案のスケート大会なんかもして。

ギクシャクする部分があっても、楽しい日常を過ごしているところに、また猫神が来て。

「あの娘、もうじき死ぬよ」という不吉な予言を下す。

 

それを聞いて、「だれかに分け与えられる宝石があるのなら、それを渡すことでしか生きられない」と自己を定めている横寺が悲しい。

だって、その決断に迷いが無いですからね。これには月子ちゃんも激おこですわー。

横寺の怖い所って決断を躊躇わないことにありますよね。猫神が対策を取って端末をエミパパにしたのに、流れるようにいつもの手で猫神をいじってますからね……

すれ違いながらも、わかり合おうとして。月子と横寺がまた新しい願いを猫神にしてましたが……二度目の過去編があるとはちょっとびっくり。

 

変態王子と笑わない猫。9 (MF文庫J)
さがら総
KADOKAWA/メディアファクトリー
2014-12-23