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「そんな顔すんなって。それはこっちの仕事だ。前にも言ったろ。子どものためになにかすることは、大人の喜びのひとつなんだ」

 

猫神の力で再度過去にやって来た二人。

しかし、今度は以前とは違い子どもの身体に意識だけ飛んできたような形で。

横寺は初期から意識をはっきりさせていましたが、月子は子ども時代と変わらない対応で困惑。

最初のうちは、高校生の意識を持って行動しようとしていますが……

次第に身体の方に引っ張られて、別方向に進んでいって。

 

一人だったら、あのまま意識引っ張られて終わりだったかもなぁ。

二人で行動を起こしたことが結果として上手く作用していた。

どうにかしようとして動いてはいますけど……小学生からすれば高校生は大人かもしれませんが。それでも、まだ彼らは子どもなんですよね。

手段は甘く、打てる策も少なく。

だから手札を伏せたまま願いを叶える事は難しくて。最後、彼らは大人に相談をすることに。ツカサさん、いいキャラしてますよ本当。

変態王子と笑わない猫。10 (MF文庫J)
さがら総
KADOKAWA/メディアファクトリー
2015-05-25