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「――友達は選べ」

「ド正論言われてんぞオイ!!」

 

えーっと、これは一体なんですか?(錯乱)。

理性と品性と常識と正気をかなぐり捨てて、エロと変態と性癖とオマージュとパロディを集約して煮込んだ劇物と呼ぶのも生ぬるいナニカ。

いやまぁ、ツイッターでの作者さんや編集さんのやりとりですとか。「このあらすじがやばい」と一部で話題になっていたこととか。帯の『「自己責任」でお読みください』という文章からして、地雷臭をビンビンに発してはいましたけど。

 

えー、ヤバさを期待して手にとったので、そういう意味では順当な作品でしたが。

覚悟して読んでなお、ページをめくる手が止まることがあったというか、他社さんのネタまで盛り込んでて、本当にコレ出版して良かったの!? 感が凄い。

他社どころか、KADOKAWAそのものをネタにしててヤバさしか読み取れない。

公式サイトにて2話の試し読みが出来るので、それを読んだうえで購入する事を強く推奨します。

 

ある意味でネタの宝庫ではあるんですが……

危険人物ばっかりが出てくるせいで、何を書いていいのかさっぱりわからない。

ここまで感想を書くのに悩んだ作品もそうそうない、と言いますか。

いやまぁ、ラーメン屋で注文してラーメンが出てきた、みたいな。そういう期待に十分応えてくれた部分はあるんですけど……

普通盛り頼んだのに全部マシマシの、食べきったら賞金が出るような一品だされたら、「誰がそこまで知ろと言った」って言いたくなるじゃないですか。

そんな作品です(どんなだ)。いつも★をつけて評価してるんですが、今回だけはノーコンテストにしようかと正直思いました。とりあえず、ラーメンをちゃんと出したことを評価して★3つけましたが。

 

ユージンとサヨナは割と巻き込まれ枠ですけど、十分に変り者の範疇だと思います。

「登場人物、だいたいヤバい」という帯の文言に恥じない、変人・変態の宝庫なので、ご注意を。

成人されてる方はアレですよ、酒飲みながら読むといいんじゃないですかね……