「それでもおまえに会えてよかった」
真祖たちが乱入して混沌とした領主戦争。
古城は、第四真祖の眷獣が一つ欠けた不完全な状態で。
それ故に彼は今回、飢えや渇きに苦しむことに。
優秀な三人の霊媒から吸血してなお収まらないって相当ですね……
事態収拾の切り札として連れてこられ十二番目のアヴローラ。
彼女が本当に今回の鍵になったと言いますか。
古城の決断は、彼ならそうするというものではありましたが。
そこに横やりを入れて来た相手が居た、というか。いったい何時から準備を進めていやがった、というような状況で。
零番目を撃破して事態は終わらず。
むしろさらに混沌が加速してきた、というような印象。
古城が第四真祖の力を揮えなくなり、彼の「血の花嫁」として霊力を抑えていた雪菜も同様で。
でも、この二人は止まらない。力があるから戦っていたのではなく、それが許せないから抗っていたんですからね。うん、いいシーンでした。