「危険だ」
「承知の上です。しかし、わたしはそう判断したんです」
(略)
「わたしの頭は飾りではありませんから。意見を言ってみました」
船上でトラブルがあったものの、運よく混沌の地に辿り着いた一行。
しかし、事故により船は沈み帰還の術はなくなり。
ひとまずの拠点を得る為に、探索に出れば毒をもった植物、獰猛な獣など危険が多く存在して。
プライアへの反発から参加したエイクたちも、生き延びる為に協力し合える程度には距離が近づいたようですが。
船長はこの地にかなり怯えて、最終的には別行動をとってしまって。
偽りの英雄にしたてあげる他なかったプライア達の決断が辛い……と言うか。
曲がりなりにも船員たちのトップであった彼が居なくなったことで、導火線に火がついた感じはありますよね。
いつか不満が爆発しそうで怖い。
魔術の働く迷いの森、意思疎通の出来ぬ現地住人による襲撃。
森を抜けた先で得た拠点と、魔術師の死。
順調に歯車が欠けていっている感じでハラハラしますね。