「怒るなよ。……今は前よりずっと、なんつーか、いいなって思うよ。そうやって笑ってた方がずっと可愛いのに勿体ないって思ってたし」
小説家になろうでランキング上位に来てたんで読んだんですが、いい感じに甘くて好きです。
オマケに挿絵が『白聖女と黒牧師』の和武はざのさんと来たら買うほかない。『白聖女~』も感想書けてないけど読んでます。アレも良作なので、絵に惹かれた方はあちらも是非。
学校で天使様と評判の容姿端麗、文武両道の少女、椎名真昼。
藤宮周は、ある日雨の中ずぶぬれになっている彼女を見かねて傘を貸して。
クラスも違うし、もう交流する事もないだろうと周は最初思っていましたけれど。
マンションで隣同士、という事情も手伝って少しずつ交流が始まる事に。
周はよく一人暮らし許可されたなって感じは正直あります。
料理不得手で、掃除もサボりがち。成績は良くて、人格面ではかなり優良株ではあります。
誠実であったり、しっかり言葉にしてくれたりと美点も多いです。
料理をごちそうになったらうまかったと感想を言ってくれますし、世話になった分のお返しも忘れない。
きっかけを得た事で自分で料理しようとし始めたり、向上させる意欲もありますし。
……結果的に真昼のお世話になってましたが、それはそれで。
真昼の方も、最初は名前ぐらいは知ってるという関係ゆえに距離がありましたが。周の人柄に触れて交流する中で、二人でいる時には照れたり笑ったり、堅さがほぐれていくのが伺えて良いです。
既に中々の甘さがありますが、WEB本編最新話付近だとさらに糖度マシマシでいいぞもっとやれって感じです。
挿絵がつくとまた一段と面白いのでシリーズ続いてほしいですねー。
メロンブックスの有償特典でタペストリーも購入しました。
いやぁ、予約してよかった。心が浄化される気持ちです。
GA文庫は早売りがあるのでサイン本ゲットし損ねたのはちょっと残念でした。