『Unnamed Memory』のサイドエピソードの1つ、Voidの百題感想。
ネタバレ注意―。
ネタバレ注意―。
no-seen flower 100題感想
作品別。表記は
【100題の番号-100題内の番号『タイトル』】
例:100題1の1.洗脳の場合は1-1『洗脳』。
1-17『日々』
「……まぁ、何とかなるだろ」
Void後の話なんですよね。
ルースがミミを見つけた後、娘として彼女と接してるエピソード。
子育てに悩むルースと、子どもらしいミミの会話が新鮮。
1-67『学校』
「本当のことなんだけどな。多分、あっちの大陸に行けばまだ有名な話だと思うぞ」
学校の話をするミミが楽しそうで、新鮮。
ルースの子供の頃について聞いてますが……その人ちょっと突飛だから参考にならないぞ。実際作り話と思われてましたしね。
1-71『更新』
「お父さん、家ではもっと新しい本読んでたのに」
記憶を取り戻し、森の屋敷に戻った二人。
いくつもの出会いを重ねて来た、永い旅路。
束の間の休息をとる2人の緩やかな時間が愛おしい。
1-72『愛情』
「ルース」
彼を思い続けた神職者、シェライーデの最期。
死の間際に記憶をとりもどし……なお直接会いに行かないことを選んだ強い少女の話。
1-86『唯一』
「何これ」
ルースに贈られた、黒豹リグ。
元は兄に贈られたものの迫害され、父王の采配によってルースの下に来て。
彼の愛情には愛情を返し、信頼関係を気付いてくのが良い。
1-87『空気』
「眠って、しまっていました……すみません」
シェライーデの最後の術、穏やかな夢の中。
ルースが隣にいるのに。非情な現実が迫っているのも確かで。
あぁ、二人が一緒にいるのに、悲しい……
2-32『岐路を辿る』
「おとうさん、やる!」
父が料理をしている姿を見て、わたしもやるとミミが言い始めて。
ルース自身が大雑把な作り方をしているのもあって、慄いてましたね……
上手く乗り切ってなにより。まぁ、ルース自信の料理に後にツッコミ入れられることになってましたけど。
2-38『水桶に沈む』
「いいから来い。ちょっと流すだけだ」
夢の中の話。
豹を洗おうとするルースと逃げようとするシェライーデ。
相変わらずのやり取りが楽しいです。
4-77『捜し求める』
「俺は――」
兄2人を相手取った戦いを続けるルースの話。
まだ、求める対を探しに行けず。
いつか捜しに行くために。目の前の問題を片付けようと。
速度を上げる提案をして、それを成し遂げてしまうのが凄い。
5-89『君の骸を抱いて』
「触れていてください、ルース」
シェライーデとルースの会話。
あぁ、痛い。辛い。幸せですという言葉に嘘が無いのがまた切ない。