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「優しいひとは、幸せになるべきです。正しい人は、報われるべきです。人の世界はそうあるべきで、今そうでないというなら、そうなってほしい。……そうやって少しずつ、人は理想を――実現してきたのですから」

 

ロア=グロキア連合王国へ派遣されることとなったレーナ達。

共和国での実験でレギオンに量産知性体が増え、連合王国も苦境に立たされているとのこと。

情報共有や技術交流などを行っていましたが……いやはや、連合王国で採用されている対レギオン兵装もまた凄まじい。

 

「己が何を以て、人たるか。言い換えるならば、そう、何のために己は生きるかというところか。それを問うためには――良い出会いであったやもしれぬな」。

というフレデリカの言葉が、的確ですよね。

〈シリン〉。トリアージで助からないと判断された、希望者の脳データを使用して作動する、レギオンの羊飼いに近い代物。

エイティシックス達は、根幹を揺さぶられたようですね。

 

今回は、シンを筆頭に、多くのキャラクターが迷っていたように思います。

ある意味においては、そうやって考える機会を得られたのは、幸いですけどね。

削られて生きて来た彼らが、それでも戦場に立つというのなら。軸を定めてブレないようにするのは必要だったことでしょう。

とは言っても、人の業って言うのを突き付けられるようで、ここまでするか、とは思いましたし。作戦とはいえ、あの行進には鳥肌がたった。一瞬立ちすくんだ、という気持ちが少しだけ分かるような気がしましたね……

 

あ、あとダスティン君は、うん。頑張れ。からかわれ続けるだろうけど、上手く馴染めるきっかけにはなったのでは……?

イディナローグの異能を「頭が良いだけの単なるアホ」と評した場面も笑いました。美学は大事だろうけど、オイ!?