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「ただ、人間生きてると、それがとても難しいんですよ。ああ、やっぱり強いというのは、卑怯です……。弱い人間には出来ないことが、あっさりとできる」

 

ルージュの手助けも得て、ヴィアイシアを目指すカナミ達。

彼らの到着を見越して、アイドはこれまでの準備を全て出し尽くす決断をする。

『宰相』であろうとする様子は、中々危うい雰囲気を見せていました。

千年前の、理を盗む者になった経緯も描かれていましたが、本当に追い込まれていたんだなぁ、というのがありありと示されてもう……

 

使徒シスは、盟友と呼ぶカナミとまず会話で話をつけようとしましたが……彼女もまた、ネジぶっ飛んでますね……これは交渉決裂もやむなし。

アイドとの戦いが始まることとなって。カナミも予想していなかった、アイド陣営に手を貸す輩もいたりしました。

 

諸々手を打って、アイドが優勢にたった瞬間も確かにあった。けれど、最後にはカナミが勝つんだから、凄まじい。

あそこまでメタ張られてなお、余裕を感じさせる部分ありましたし。

守護者の本心を暴く舌戦も見事。いや、カナミ本当に強くなってますね。

 

『第四十の試練』と、その結末。やっとたどり着いた彼らを、止めることは出来ないと分かっていても、切なくて悲しい別れ。

迷子になっていた子どもが家に帰れた、優しい最後でもあるんですけどね……。

カナミは目的を達成しましたが、最後不穏な手紙が届けられて……。いやぁ、圧倒されるばかりでした。WEB未読勢なので、この勢いのままWEBにも手を出そうかなぁ。

……積読と相談しておきます。