(……私の中にある、みんなとの繋がりが。誰に対しても、臆することを許さない)
引き籠っていた勇者(の骨)を引っ張り出してみたら、魔王軍の残党と戦う羽目になったり、一つの村の今後に関わる話をもってきたり。
これには引っ張り出した張本人もびっくり仰天。すぐに王都に顔を出せと叱られることに。
いや、「びっくり仰天」なんて軽く書きましたが、そんなノリで片しちゃいけない面倒事に遭遇してますよね、アル。
王都に向かう道すがらでも、頭痛の種を増やしてますし。
性分と言うか、やっぱりそういう引き寄せの運勢もってるでしょ……
死霊術士ハルベルを見出したアル。村娘であった彼女は、魔術師として成長するべく学園に通って友人を作ったりしてました。
アルがまぁ臨時講師にさせられて無茶な課題を振ったりしてましたが。なんだかんだで乗り切った学生たちは強い。
勇者たちの活躍によって半壊状態とはいえ、魔王軍は未だに各地に残っていて。
「魔王」という象徴が消えた事で、まとまれずにいるようですけどねー。
その中でも今回はトップの将軍を殺された竜族が暴発。
いや、一応目標はありましたが。「己が身で立てば良かろう」とけんもほろろに切り捨てられてたのにはちょっと笑ってしまった。
うん、誇りを尊ぶなら、確かにあの姿勢はいただけない。その後、覚悟を決めて従えようとしたコキュトーは、竜らしく格好良さすら感じましたが……相手が、悪かったなぁ。南無南無。