「それでも、信じるんだよ――キュリアン。死霊の俺達に出来るのは、本来そんなことなんだ」
海を渡りエルフの国を訪れたアル達。
そこでアルの当初の目的、かつて旅した仲間イザナと再会。
彼女が何を思って、この国へ来たのか。何を為そうとしているのか。
それを知ってアル達一行は悩みを得ることに。
アル本人は割とあっさりしてましたが、ミクトラとハルベルがちょっと揺れてたかなぁ。
彼の答えを聴いてほっとした事。それをひどいと思える心。ハルベル、本当いい子ですね。
そんな子を引き連れて、仮とはいえ主人として来訪したアルはいろんな意味で凄い。
いやまぁ、状況を察した上でイザナ本人にハッキリ告げられるデケニーが最強と言う説も。よくあんな爆弾放り込めるな……そりゃマジギレするって。
エルフの国と隣り合うオークの国。
文化的に発展してる面もあれど、問題がないわけでも無くて。
国境では戦争なんかも継続中ですし。……実態はどうあれ。
個人戦力としてはずば抜けてる勇者が、国家間の問題をどうするかと思いきや、割とパワープレイというか。「久しぶりに城落としてくる」っておいおいおい。
ミクトラ、思わず魔軍に同情してたじゃないか……実際ひどい。
しかしまぁ、アルのメンタルの強さもはっきり描かれて。「人の狂信者」と言わしめた、あの信頼が、彼の軸になってるんだろうなぁ。