「運命は……変えられる……」
『んにゃ。わたしは、そう思います』
「そっか……」
色々調べて服装、言動に気を付けて恋人との楽しい時間を過ごしていた凍弥。
けれど、「なんか違う」。「もっと運命的な恋がしたい」と振られてしまって。
失意の彼の前に喋るプリンが登場。いや、マジなんですって。暑さで幻覚見てるわけじゃないです。
ラブコメの主人公として凍弥を選抜。
「異なる世界線の未完結ラブコメのヒロインを救え」という何とも厄介なネタで。
問答無用で選んで置いて、失敗したら死ぬぜ! は難易度高すぎませんかね……
秘密をもった美少女転校生が来て。プリンから課題を出されて。
なんとか乗り越えたと思ったら「ラブコメといったら複数ヒロインだよね!」と新しい出会いを演出して来る未完結処理班、あまりにも人の心が無い。
そもそも選抜基準も「恋に悩みながらプリンを開封した少年」ですからね。
凍弥がラブコメ展開に振り回されながらも、彼なりに悩み、答えを出したのが良かったですねぇ。お見事。