「時間がかかるのは分かってる。だからその時間は俺が稼いでやる。……時代を、稼いでやる。(後略)」
いい息抜き回でしたね。基本的には。
王冠種を討伐したことで、戦後処理でドタバタしてましたが。
この時代において希望となる成果であることに変わりはなく。
赤服の一員、一真や那姫も休暇を取れるくらいの余裕があった。
そして、一真が大人気。
一週間の休みの間に、いろんな相談を持ち掛けられたり。
赤服筆頭、元ミリオン・クラウンである龍次郎との手合せであったり、那姫のデート等々。
静雨大使のデモンストレーションも見ものでしたし、立花が語ってくれた筆頭の過去と覚悟の話も、今伝えてくれて良かったと思えるものでした。
特に龍次郎との試合は楽しかった。
一真の剣技は優れているものの、それだけで崩せる相手ではない格と迫力があったのがいいですねぇ。成長のきっかけにもなったようですし。
デート問題は、一真と那姫それぞれにアドバイスをしてくれる人が居て。手を抜かない助力は、見ていて頬が弛むくらいには幸せなひと時でした。
それだけに、最後の展開の容赦なさに慄く。
この、くそ、ウロボロスゥゥゥ!!! 次なる魔の手が、じゃねぇんだよ、ちくしょう! 殴らせろ!!
しかしまぁ、どこまで手が伸びているというか侵食されてるんだ、コレ。こんな大敵が潜んでいてよくもまぁ人類生き残ってるな、感じです。