『そうでしょうか? 私は、貴女みたいな騎士がいても、いいと思います』
学園では生徒会長選挙が始まり、アーサー王継承戦も順調に進行。
瑠奈陣営だけでも4陣営を撃破あるいは撃退させていて。
十一人いた王たちがそれぞれに動いているわけで、他のところで脱落している者も。
そろそろ王の数が半数を切り、継承戦が次の段階へと進もうとしている。
そんなタイミングで、凜太郎に味方したために、那雪は世界から消されてしまった。
それを知った凜太郎が、即座に仕返しに動いていたのは痛快でした。
消失した彼女を救うためには、アーサー王ですら手にできなかった『聖杯』を得る必要があるという情報を得て。
凜太郎の迷いを笑い飛ばし、聖杯探索に行くと決めた瑠奈の姿は、確かに王に近しい可能性の塊って感じでしたね。
冒頭の生徒会長選挙では、かなりぶっ飛ばしてライバル候補の粗探しとかしてたのが信じられないくらい。
とはいえ、彼女だったからこそ、探索時に真相に気づくことが出来たのでしょう。
後書きによれば、勝手に動き回って作者様は大変だったようですけど!
ヴィヴィアンがまた面倒な手を打ってきてますし、ここまで派手にやって来たからには、瑠奈たちに派手にやり返して欲しい所です。